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DataCloud 顧客理解を深める「ID解決」とその重要性について

author クリエイティブソリューションチーム

date 2025.06.02

update 2025.06.02

tags Data cloud

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膨大な顧客データを自社で管理しているものの、どのように活用すべきかお悩みではないでしょうか。CDPというプラットフォームを使えば、顧客データの効率的な活用が可能です。バラバラに管理された顧客データを一元管理したい方は参考にしてみてください。

toBeマーケティング株式会社では、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)である
Data Cloud の導入・活用をご支援しています。
顧客データの統合、セグメンテーション、アクティベーションなどを通じて、
データドリブンなマーケティングの実現に貢献します。
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さらに、複数の支援パッケージをご用意しており、企業ごとのニーズに応じた柔軟なサポートが可能です。
詳細はこちらよりお気軽にお問い合わせください!

Data Cloud の基本と活用法! MA課題をデータで解決する方法とは?
ホワイトペーパー画像

本資料では、Data Cloudの基本的な機能や役割を解説し、MA(マーケティングオートメーション)との連携によって実現するデータ活用の具体的な方法を紹介しています。分散したデータの統合やSalesforce環境の複雑さに課題を感じている企業に向け、導入・運用の成功ポイントも解説。 こんな方におすすめです!

  • Salesforce組織が複数あり、データ統合が難しい
  • 請求先単位の分断で売上集計が困難
  • 外部データの取り込みや分析がしづらい環境にある企業
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顧客接点が増える今、求められる「データ統合」

昨今、企業と顧客との接点は、ウェブサイト、実店舗、アプリ、メールなど多岐にわたります。そのたびに新しい顧客情報が蓄積される一方で、データはチャネルごとに散在しがちです。

こうしたバラバラの顧客データを統合し、ビジネスに活用できる状態へ整えることが、これまで以上に重要になっています。

本記事では、Salesforce Data Cloud(以下、DataCloud)が提供する「ID解決」機能を中心に、顧客データ統合の価値とその活用方法をご紹介します。

※本記事は、主にBtoCビジネスにおける活用を想定した内容です。

toBeマーケティング株式会社では、お客様のマーケティング成果の最大化を目指し、デジタルマーケティング施策の戦略策定支援から、実際のツールの導入支援、導入後の活用支援、運用業務まで、お客様のご状況や課題に合わせ、マーケティングパートナーとして幅広くお手伝いいたします。⇒ お気軽にお問い合わせください!

DataCloudとは?〜あらゆる顧客データを統合するプラットフォーム

DataCloudは、CRM、SFA、MA、POS、Web、モバイルアプリなど、複数のシステムにまたがる顧客データを統合・管理できるデータプラットフォームです。

異なるデータソースから収集した情報を一元化し、統合プロファイルを作成。これにより、顧客一人ひとりの行動や傾向を可視化でき、以下のような効果が期待できます:

  • パーソナライズされた顧客体験の提供

  • 精度の高いセグメント分析

  • 顧客ニーズに沿ったマーケティングアクションの実行

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顧客理解を深める鍵「ID解決」とは?

ID解決とは、異なるチャネルやシステム上に存在するデータから同一人物を特定し、統合プロファイルとしてまとめる技術です。

たとえば、ウェブ閲覧履歴、購買履歴、サポート履歴といった情報を、ひとつの顧客に紐づけて結びつけることで、より深い理解と戦略的活用が可能になります。

高精度な統合を支える「ID解決ルール」

ID解決の精度を高めるために欠かせないのが、「ID解決ルール」の設計です。主に以下の2つがあります:

1. 一致ルール(Matching Rules)

例:氏名+メールアドレス、電話番号の一致 など
どの条件で「同一人物」と見なすかを定義します。

2. 調整ルール(Resolution Rules)

例:異なる住所情報の優先順位を決める
複数のデータソースに異なる情報がある場合、どの情報を採用するかを決めます。

これらをビジネス要件に基づいて最適に設計することで、信頼性の高い顧客ビューが構築されます。

メールアドレスを識別子とする際の注意点

メールアドレスは識別子として非常に有効ですが、以下のようなケースに注意が必要です。

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✔️ 複数アドレスの保有

個人がプライベート用とビジネス用など、複数のメールアドレスを使い分けるケースが一般的です。これにより、同一人物が別人として登録されるリスクがあります。

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  • ✔️ 家族でアドレスを共有

    ひとつのアドレスを家族で利用している場合、異なる個人のデータが誤って統合される可能性があります。

精度向上のために必要な工夫とは?

  • メールアドレス以外の識別子(電話番号、外部ID、Cookie等)との組み合わせルール

  • データソースの信頼性に基づいた調整ルールの設計

こうした対策によって、誤統合やプロファイル分裂のリスクを最小化し、より正確なデータ統合と活用が可能になります。

信頼性の高い顧客ビューが、戦略的マーケティングを実現する

DataCloudと適切なID解決ルールを組み合わせることで、分断された顧客データを統合し、企業活動の軸となる信頼性の高い顧客ビューが構築されます。

この統合ビューは、以下の成果につながります:

  • データドリブンな意思決定の支援

  • One to Oneマーケティングの最適化

  • 顧客満足度・LTV(顧客生涯価値)の向上

DataCloudの導入やID解決設計についてご不明点がございましたら、ぜひtoBeマーケティングまでお気軽にご相談ください。

✔顧客データが複数システムに散在していて活用しきれていない

✔正確な顧客プロファイルが作れず、パーソナライズ施策の精度が低い

✔︎データ基盤の整備やID解決の設計方法がわからない

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ!弊社サービスをご活用ください!

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   \お困り事はお気軽にご相談ください/ 

投稿者プロフィール
クリエイティブソリューションチーム

クリエイティブソリューションチーム(CreativeSolution Team)

Markting Cloudの導入・活用をお手伝いさせていただいているtoBeマーケティングのクリエイティブソリューションチームがMarkting Cloudの導入・活用におけるナレッジをお届けいたします。


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